代表取締役社長
松岡 聡Matsuoka Satoshi
美しい自然に囲まれた富山県において、大平洋製鋼は優れた技術と品質により、
自然環境に配慮しながら、優れた鉄鋼製品を造り出しています。
大平洋製鋼は1938年に鍛鋼品および特殊合金鉄の製造を目的として開設されました。
今日では、8,000tプレスを有し、製鋼・鍛造・熱処理・機械加工までを一貫して生産する、日本国内では数少ない鍛鋼品専業メーカーとして富山の地で発展してまいりました。
当社が製造する鍛鋼品とは、鍛冶屋さんが鉄を焼いてハンマーで叩いて手作りされていた鉄製品を、大型プレス機による熱間自由鍛造にて工業的に製造されるもので、小さなものは手で持てるものから、大きなものは50tにもなる鉄鋼製品であります。
主な製品としては、レール、H形、鋼矢板等の各種形鋼圧延用に当社独自の技術にて開発した鋳鉄鍛造ロールである“NTロール”。各種発電所に組み込まれる、タービンローター、発電機軸、タービンバルブ等の各種発電機用部品。
また、船舶および各種産業プラント用の鍛鋼品などがあります。これらは、当社のオンリーワンの技術をもって製造しており、多くのユーザーから高い信頼を得ております。通常では一般の方々が目にすることはないかと思いますが、社会インフラに大きく貢献するものと自負しております。
当社は、持続可能な開発目標が叫ばれている中で、「優れた技術と品質により 自然にやさしく 社会に貢献する」の企業理念の下、社員一同、誇りをもって“モノづくり”に取り組み、地球環境への負荷低減に貢献できる企業として成長していく所存であります。
代表取締役社長
松岡 聡Matsuoka Satoshi
大平洋製鋼株式会社は、鍛鋼品の製造という事業活動に伴う環境影響を認識し、環境負荷を軽減するために次の基本方針を掲げ、真摯に取り組みます
1.調和
PDCAサイクルの実践によって継続的な改善を図りつつ、汚染を予防し環境と調和した工場を目指します
2.循環
電力及び化石燃料の節減と、スラグやダスト等産業廃棄物の再利用に取り組み、循環型社会の形成を推進します
3.順法
良識ある企業市民として社会的責任を自覚し、環境関連法規等を順守します
鉄は何度でもリサイクルできる素材で、ほぼ全量が回収・再利用されています。大平洋製鋼においても、機械加工で出た鉄くずを再度電気炉で溶解して製造に役立てています。また、私たちが作っている発電所用部材は地熱発電やバイオマス発電など再生可能エネルギーを用いた発電所でも使われています。私たちは、鉄を用いて環境に優しい事業を行っています。
大平洋製鋼株式会社は、当社の社員・協力会社の人たちの安全と健康の確保は、すべてに優先するものと認識し、安全で働きやすい職場環境を確保するよう活動する。
1.安全と健康は、良好なコミュニケーションのもとに実現されるとの認識にたち、働く人との協議と参加を尊重します。
2.安全衛生関係法令及び当社安全衛生規程類を順守するとともに、必要な自主基準を設け、無事故無災害を追求します。
3.すべての職場で、リスクアセスメントを実施し、労働災害の防止を図る。
4.ストレスチェックの結果を活用し、職場環境を改善する。
5.「快適な職場づくり」と「心と体の健康づくり」を推進する為、その環境設備を整え、働き甲斐のある職場環境づくりに努めます。
6.本方針の実行に当たっては適切な経営資源を投入し、継続的な運用改善に努めます。
会社名 | 大平洋製鋼株式会社 |
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所在地 | 富山県富山市下新日曹町1-93 Google Map |
代表者 | 代表取締役社長 松岡 聡 |
連絡先 | TEL 076-432-4175(代表) |
創業 | 昭和13年4月 |
資本金 | 7億円 |
社員数 | 男性:198人 女性:17人 合計:215人 (2024/4/1現在) |
主要製品 | 発電関連部品、熱間形鋼圧延用ロール(NTロール)、製紙用サクションロール、カレンダーロール、船舶用エンジン部品、その他あらゆる産業機械部品の鍛鋼品 |
主要取引先 | 日本製鉄株式会社、三菱重工業株式会社、JFEスチール株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、Primetals Technologies Japan、荏原エリオット株式会社、東国製鋼株式会社、ニューコアヤマトスチール株式会社、三菱重工コンプレッサ株式会社、アルセロール・ミッタル |
厚生施設 | [独身寮]3階建て、20室 |
製造所平面図
1938年(昭和13年)4月 | 日本曹達株式会社より鍛鋼品および特殊合金鉄の製造を目的として開設 |
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1949年(昭和24年)12月 | 企業再建整備法により日本曹達株式会社から分離し日曹製鋼株式会社富山工場と改称 |
1963年(昭和38年)4月 | 高炭素系の鋳鉄素材に特殊加工処理をほどこしたNTロールを開発 |
1966年(昭和41年)3月 | 砂鉄銑等の生産を中止し、鍛鋼品専業工場となる |
1966年(昭和41年)5月 | NTロールの製造ならびに販売の通常実施権を八幡製鉄株式会社(現新日本鐵株式会社)に許諾 |
1969年(昭和44年)6月 | NTロールの日本特許を取得 |
1970年(昭和45年)1月 | 大平洋ニッケル株式会社を吸収合併し、大平洋金属株式会社富山工場と改称 |
1971年(昭和46年)8月 | 3,600t 鍛造プレス工場の新設 |
1974年(昭和49年)5月 | 40t 製鋼電気炉の新設 |
1982年(昭和57年)1月 | 20t ESR炉の新設 |
1984年(昭和59年)7月 | 大平洋金属株式会社から分離独立し、大平洋製鋼株式会社富山製造所と改称 |
1990年(平成2年)9月 | 3,600t プレスを4,300tに増強 |
1994年(平成6年)4月 | 40t 取鍋精錬炉の新設 |
1999年(平成11年)11月 | 炭素鋼 合金鋼 ステンレス鋼鍛鋼品についてISO9002取得 |
2003年(平成15年)11月 | ISO9001に更新 |
2008年(平成20年)6月 | 50t VOD設備の新設 |
2010年(平成22年) 7月 | 第4機械工場の新設 |
2011年(平成23年)1月 | 8,000t 鍛造プレス工場の新設 |
2011年(平成23年) 10月 | ISO14001を取得 |
2017年(平成29年) 1月 | 100t 取鍋精錬炉の新設 |
大平洋製鋼株式会社
〒930-0808 富山市下新日曹町1-93
[営業時間]8:30〜16:50 [休日]土、日、夏季、年末年始